賃貸物件に住むとき、間取りと同じくらい悩むのが「どの階に住むかどうか」です。
低層階と高層階にはそれぞれメリット・デメリット、また賃料の差があります。
具体的な例をチェックしていきましょう。
高層階と低層階で賃料はどれくらい差があるの?
賃貸物件では、階数によって賃料に差があります。
一般的には低層階より高層階の方が賃料は高くなる傾向にあり、約2,000円~5,000円前後の差がつくケースも。
もちろん立地や利便性等により10,000円以上の差がつくこともあります。
また高層階の角部屋も家賃が高くなる可能性があります。
これら高層階や角部屋が高い理由ですが…
●日当たりや眺望が良い
●風通しが良く通気性が良い
●角部屋は騒音問題が起こる可能性が低い
都市部の賃貸物件では、低層階になるほど隣の建物の陰になり日当たりや風通しが悪くなる可能性があります。
日当たりや眺望、風通しなどを重視するのであれば多少割高になっても高層階に住む方が良いようです。
また日当たりや眺望をそれほど望まないのであれば低層階の方が家賃は割安でお得です。
低層階と高層階それぞれのメリット・デメリット
低層階のメリットとデメリット、その対策
低層階のメリットとは?
●1階に降りるのに近いため、荷物やベビーカーを持って移動するのに便利
●エレベーター待ちの時間が少なくて済む
●1階なら階下に人が住んでいないので足音が気にならない
●災害時に避難しやすい
低層階のデメリットは?
●虫が入りやすい
●外部からの視線が気になる
低層階に住む方の対策とは?
虫対策としては網戸の活用、殺虫剤の使用、カーテンやブラインドを活用して外部の視線を遮るなどの対策が有効です。
高層階のメリットとデメリット、その対策
高層階のメリットとは?
●外部からの視線が気にならない
●日当たりが良く風通しも良い
●眺望が良く窓から花火などイベントが楽しめる
●最上階は上からの騒音が気にならない
●最上階は不審者に気づきやすい
高層階のデメリットとは?
●災害時に逃げにくい
●エレベーター待ちの時間が長い
●日当たりが良すぎて夏場はかなり暑い
●地震のときに揺れが大きくなる
高層階のデメリットの対策とは?
日当たりに関してはブラインドや遮熱カーテンを使うことである程度コントロールできます。
地震の揺れは「免震構造」のマンションであればある程度小さくすることができますので、入居時に免震構造かどうかをチェックしましょう。
災害時に避難しにくいのは確かなので、万一のときを想定して定期的に避難経路を確認する、避難時に必要なアイテムをストックしておくなどの対策が有効です。
エレベーターの待ち時間は出勤時がもっとも長くなるため、早めに出勤するなどの対策を。