結婚を考えているカップルの8~9割近くが、「結婚前に同棲したい」と考えているようです。
2人で住むことで一緒にいる時間が増えたり、賃料が折半できたりとメリットも多いでしょう。
しかし、一人暮らしや友人とのルームシェアと違い、同棲の場合に起こる賃貸トラブルや注意点があります。
今回は同棲生活を楽しむためのポイントをご紹介します。
賃貸で同棲する際に起こりうるトラブルや注意点とは
はじめに、トラブルや注意点について3点紹介します。
プライベートが無くなる
一緒にいる時間が増えるわけですから、今まで見えて来なかった相手のさまざまな面が見えてきます。
良い部分もあれば、悪い部分もあるでしょう。
もし1Kなど1部屋しかない間取りであれば、自分も相手もプライベートが無くなり、ストレスが溜まる原因になります。
長く関係を保ち、トラブルを避けるためにも、2部屋以上の間取りを選ぶなど注意が必要です。
初期費用の支払いをどうするか
お金の部分もトラブルになりやすいポイントです。
たとえば初期費用。
場所や条件にもよりますが、敷金、礼金、仲介手数料などを含めた初期費用は、賃料の約半年分が目安だと言われています。
仮に2LDKで8万円の物件を借りたとすると、単純計算で8万円×6ヶ月=48万円。
これを「折半するか」「収入によって負担額を変えるか」は、どう支払うか事前に話し合っておくことをおすすめします。
審査が通りにくい
同棲の場合、どちらか一方の名前で契約するか、二人の名前で契約する「連名契約」のいずれかです。
どちらの場合も、破局を迎えて同棲を解消する場合にトラブルになることが多いのが現状です。
「部屋を解約するのか」「どちらかが出ていくのか」。
実際同棲カップルの退去時のトラブルは多いため、契約に難色を示す不動産会社は少なくありません。
このような理由から、審査が通りにくい場合があります。
賃貸で同棲・トラブル回避のための間取り
ずばり、おすすめの間取りは2Kもしくは2DKです。
お互いのプライベート空間を確保するために、部屋は最低2つ必要です。
2LDKという選択肢もありますが、費用面を考えたときに安くおさえるために2Kもしくは2DKをおすすめします。
賃料に関しても、場所によりますが7~9万円程度が相場。
2人で折半したとしても5万円未満ですし、水道光熱費も折半することを考えると、一人暮らしより安く済みます。
また結婚が前提で、結婚後もその物件に住む場合は将来の家族設計により部屋数が異なります。
たとえば子どもができたときのことを考えると、3部屋以上はほしいところです。
家族が増えてから家を購入する予定であれば、資金を貯めるために少しでも安い物件に住んだほうが良いでしょう。
このように、お互いの収入や将来設計によっても選択肢は変わってきます。
勢いで契約するのではなく、時間をかけて検討することをおすすめします。
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